~2020を振り返って

2020年のワインの出来について

 

コロナに始まりコロナに終わった2020年でしたが、いろんな意味で印象に残る一年でしたね。

ただワインづくりということに関しては全く影響もなく、例年通りおいしいワインを作ることができました。

天候的にも暖かかった初夏、暑すぎず程よい雨量のあった夏場など、恵まれた一年であったと思います。

 

酸味のしっかりした力強いワインが作れた2019年に比べ、さわやかで飲み口の柔らかいワインが出来上がっています。もちろんできたばかりのフレッシュなこのワインが今後どのように変化を遂げていくのか私たちの楽しみでもありますが、全体的に柔らかい感じのワインの出来になっているのではないでしょうか。

これからの展望について

 

2019年からさらにLorchの畑も加わり、さらに味にも幅が広がることが期待できます。

 

コロナ禍では確かにレストランからの注文が減ったりとマイナス要素もありましたが、その分新しい市場の開発もできたのは大きなプラスでした。

 

オンラインでの試飲会に始まり、他のワイナリーとのコラボ、レストランとの共同企画など自分たちにできることを模索していくうちに新たな市場や流通アイデアが数多く見つかりました。

 

とても魅力的な企画も数多くあるので、ドイツ語ではありますが、ぜひ日本の皆様にもこのような企画に触れる機会を持っていただけると私たちも大変嬉れしく思います。

最後に

 

辛口ワインの一番人気でもあるソバージュをいただきましたが、グラスに注いだ時のふわっと広がる柑橘系の花のようなフルーティーな香りがとても印象的でした。口当たりはかなり軽く、リースリング独特の酸味もそれほど強くはなかったので香りに比べると若干の物足りなさはありましたが、今後どんどん力強さを増してくるんだろうな、というポテンシャルは感じました。また辛口が主流のブロイヤーワインですが、アウスレーゼワイン、甘口ワインなども毎年ではありませんが作られています。 

ぜひ一度お試しください。