Weingut LEITZ Geisenheim
ライツ醸造所 ガイゼンハイム
今やヘッセン最大の醸造所であり、2011年にはWinzer des Jahres(ベスト オブ ドイツワイナリー)に、2019年にはゴーミヨのドイツワインガイドにて5つ星を獲得するなど、ドイツ醸造所の中で名実ともにトップクラスの地位に躍り出たライツ醸造所。
アメリカをはじめ世界各地への輸出に始まり近年特にアジア方面への進出も盛んになっている中、意外にも日本でも知名度はまだ低い。
「今まで何度かチャンスもあったし僕自身すごく興味はあるんだ。少し誇張したような華道や茶道なんかも面白いと思うし、何より日本食は大好物で本当においしいと思うよ。僕の作る辛口ワインも日本食にとてもよく合うんじゃないかな。
今回このような形でより多くの日本人の方に僕の作るワインを知ってもらう機会ができることを心から嬉しいと思うよ」
そう語ってくれたのは、現在ライツ醸造所を率いるヨハネス.ライツ氏。
幼くして父を亡くした後、彼が受け継いだのは約2ヘクタール余りの小さな葡萄畑でした。
その醸造所がわずか20年余りの間にカルタ同盟、VDP (ドイツ優良生産者協会)に加盟、現在では120ヘクタールを超える巨大醸造所へと成長を遂げ、ドイツだけでなく世界からの称賛を受けるに至ったにはひとえに彼の手腕、、、というだけでなく人柄にもあると思われます。
おおらかで軽快に話す彼の口ぶりの中には親しみやすさのなかにどこか繊細なものがあり、まさに彼の生み出すワインに通じるものがあります。
残念ながら今年は新型コロナ感染状況を鑑みワインフェストと共に中止が決定したライツ、ホーフフェスト(蓋然ハイムにある醸造所の敷地を開放して行われるワインイベント)は、地元の人を中心に多くの人が楽しみにしていたイベント。
元々自身の子供の白血病闘病生活(現在は完治)を通して何か自分たちにできることはないか、と寄付を目的に始めたこのイベントは地元の人の多くの共感を呼び友人がボランティアで手伝い年々大きくなり、去年は4万ユーロもの寄付額を集め子供救済プロジェクトに送られています。
もちろん自身のワインへの情熱は留まるところがない。
最高級の辛口リースリングを追求し、醸造所のメインワインでもあるEinz Zwei Dryはもちろん、様々な要望に対応すべく作り始めたノンアルコールワインEinz Zwei Zero、(こちらは2019年度ヴィノディック ワインチャレンジで銀賞受賞)。さらに今年はコロナ感染拡大危機により打撃を受けたレストラン救済を目的としたSOSリースリングの販売を始めている。すでに多くのレストランからの注文が来ているこのワインは、VDPグーツワインを格安でレストランに提供、さらにその売り上げを例年のホーフフェストでの収益の代わりにの子供救済プロジェクトの寄付に充てる計画が進んでいる。
住所、連絡先
住所⋮ Rüdesheimer Strasse 8a
65366 Geisenheim
Tel: 06722 9999100
Email: vinothek@leitz-wein.de
Homepage: leitz-wein.de
試飲、見学
現在ビノテーク内での試飲及び試飲会は行っておりません。
電話、Emailでのご注文のみ受け付けております。
試飲会等のお問い合わせは8月以降にお願いいたします。
受け取り時間
月曜日~金曜日 8~12時 13~17時